コンテンツにスキップ

弥生性の駆逐

コラム#15369(2025.12.13)

[私の言う弥生人の生誕について]
三 総括的感想

 結局、印欧語祖族こそ私の言う弥生性の源泉であって、印欧語族の中から第一弥生人たるゲルマン人を、印欧語族文化の中から第二弥生人たる騎馬遊牧民を、生み出した「元凶」であると言えそうだ。
 そして、印欧語族中、第一弥生性人たるゲルマン人の中で最も弥生性の強いヴァイキングの嫡流後裔たるイギリスのアジア・アフリカ支配を完全に覆したのも、第二弥生人たる騎馬遊牧民の中で最も弥生性の強いアルタイ諸語族中のツングース語族の清による漢人地域支配を単独で事実上覆しアジア・アフリカを騎馬遊牧民の桎梏からついに解放した──同じくアルタイ諸語族中のテュルク語族のオスマントルコの解体にも力を貸した──のが日本(上掲)だった、つまりは、ついに、第一弥生人と第二弥生人の弥生性を共にほぼ葬り去ることに成功したのが日本である、とも言えるのではないか。


3 エピローグ

 第二に、私の日本史が概成したこともあり、おかげさまで、今回ようやく、私の世界史も概成した感がある。
 それは、私の言う弥生的縄文人であったところの、日本列島の歴史上の弥生人の上澄みが、騎馬遊牧民系弥生人の軍事的脅威に対処するために、秘匿しつつ自分達上澄みを私の言う縄文的弥生人へと作り変える営みを開始し、それに成功することによって、菊と刀という、表見的には対立的2要素からなる日本文明を創造し、(ツングース系)の刀伊の入寇を、次いで(モンゴル系の)元寇を、鎧袖一触することによって、目標を一段高め、弥生人の撲滅に置くこととし、そのために日蓮主義を生み出し、やがて、騎馬遊牧民系弥生人と(新たに日本に迫ってきた)ヴァイキング系弥生人の弥生性を二つながら一挙に撲滅するための日蓮主義戦争に着手し、長い休戦期間を経て、その完遂戦争を再開して、騎馬遊牧民系の最後の大帝国の一つである(やはりツングース系の)清を日清戦争でもって終わりの初め状態へと追い込み、次いで、ヴァイキングと騎馬遊牧民の両弥生性を帯びた精神障害国ロシアを日露戦争でお前はもう死んでいる状態へと陥れ──その証左こそが、ロシアによるマルクスレーニン主義/スターリン主義なる巨大な譫妄言動だった──、更に、清より永らえていたところの、最後の騎馬遊牧民大帝国たる(テュルク系の)オスマントルコを第一次世界大戦で連合国側に荷担することでもって滅亡させるとともに、先の大戦で、英米に飼われていた中国国民党勢力を壊滅させて中共を勝利させ、かつ、英米の植民地群の解放、ひいては全欧州諸国の植民地群の解放、を決定づけることで、アングロサクソン/欧州のアジアでの威信の失墜に成功したこと、更には、米露冷戦を招来させたことによってロシアの死亡時期の前倒しと米国のインペリアル・オーバーストレッチによるその没落の加速化とを実現できたこと、でもって、大分岐──正確には大分岐改──の終息とその反転とを世界にもたらした、という新しい世界史だ。